ミステリー小説感想のブログ

密室殺人だとかのトリックを使ったミステリーが大好きなので、感想・評価を行っていきます。

【ネタバレ無し】「予言の島」の感想を書いてくよ~

澤村 伊智さん執筆。
予言の島という本格ミステリー小説の感想書いてきます。


Twitterにてフォロワーさんの読了ツイートを眺めている際に発見した作品です。
なんでも、帯には「初読はミステリ、二度目はホラー」と記載されてたそうで…

どんでん返し系の作品は大好きなため、急いで図書館へと向かいました。


今まで読んだ、結末でどんでん返しがある作品といったら、「十角館の殺人」や「仮面山荘殺人事件」とかでしょうか?
終わり良ければ全て良しという名言があるように、ミステリー作品にて結末で衝撃的などんでん返しを行えた作品は読了感も素晴らしいです。


また、期待した要因として澤村先生は「ぼきわんが来る」とといったホラー作品を多く執筆されている有名な作家というのもあります。映画化もしており、タイトルはシンプルな「来る」に変更されてますがかなり面白いです。好きな映画ベスト5には入るくらい面白いです。


フォロワーさんの評価も高く、作家も大御所でこんな作品期待しないわけがない!
 

前置きは、これくらいにしてAmazonに記載されたあらすじを載っけておきます。


瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。
天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。


如何でしたか?
孤島・予言とワクワクする要素を含まれた作品ですが、読んでみて最高に面白かったです!!

帯の「初読はミステリ、二度目はホラー」というのもその通りでした…。
注意しながら読んでいたのもあり、時折文脈に違和感はありましたが、あんな結末が用意されているとは…。

文の構成も素晴らしく、予言や悪霊を偽物という者と人間には出来ない惨劇を起こす現象の2つが交互に来ることで、今回の惨劇の要因が中盤まで掴めなくなっています。


どんでん返しも素晴らしかったです。終盤のある人物の発言で一気にホラーへと豹変します。
読んでて寒気がするような作品でした…。


 
以上が感想でした。長々と駄文書いたのでそろそろこの作品の評価を行います。
星5個を満点とした場合…




★★★★★  星5個です!!
序盤の因習のある島特有のジメジメした内容
中盤の超常現象か不確実で読者も疑心へとかけられる内容
終盤の震え上がる発言
どれも最高でした!!
各キャラの個性も出ており、特にヒロインの献身さは素晴らしかったです。


読んで下さってありがとうございました。ではノシ