ミステリー小説感想のブログ

密室殺人だとかのトリックを使ったミステリーが大好きなので、感想・評価を行っていきます。

ネタバレあり【楽園とは探偵の不在なり】の雑記書いてくよ~

皆さん【楽園とは探偵の不在なり】読みましたか?
面白かったですか?

前回記事にてベタ褒めしたので、今回はこの設定に意味はあったんか?と思うような疑問点を書いていきます。

まず1つ目は館の間取り図です。
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ミステリー小説において間取り図は、作品への没入感を高める材料の1つで、あるだけテンション爆上げ間違いなしです。
しかし…それはトリックの1つになるからこそ楽しめるのです…

例えば、屍人荘の殺人や紅蓮館の殺人等と、館での殺人では間取りが謎を解く鍵となることが多いです。

しかし!!今作では全く推理に必要ありません!!
なんなら、一番の謎が館の外の井戸で起きてます。

井戸とクルーザー周囲の地形がいまいち想像できなかったので、その部分を絵にして頂きたかったです。




2つ目は天使の設定です
序盤の情報で天使は島を往来する船に毎回数匹はついていく、雨の前日は空を飛行している等とありましたが…

全くトリックに使われない死に設定でした。すべての習性をトリックに盛り込んでと思うのは期待値が高すぎますか?




3つ目は天使による祝福です。

火傷によって回復困難な手が元通りになったことや、天使が焼けた車に覆い被さった意味は?
まあ、これは神・天使によって起こされた祝福かただの偶然かは読者の想像にお任せってことなのかな?
しかし、多くの善人は助けずに主人公を助けたのは何故でしょうか? 
今後より多くの人を助けるから?ただの気まぐれ?
仕事中もモヤモヤとこのようなことをずっと考えてました!!


以上でまったりと雑記していきました
読んで下さってありがとうございます。
それではノシ